風外慧薫 安中で生まれた曹洞宗禅画の祖――学習の森ふるさと学習館企画展 7/16(月)まで
墨一色の簡潔な線で、しかも表情豊かに描かれた達磨や布袋などの人物。これは禅画と呼ばれ、戦国時代以降に禅僧によって一般庶民向けに書かれた絵画である。この禅画の祖と呼ばれる人物が、現在の安中市松井田町土塩で生まれた風外慧薫(1568~1654)だ。今年は風外慧薫が生誕して450年を迎え、安中市学習の森ふるさと学習館で企画展が開かれている。
風外慧薫の作品は世界的にも注目されており、経営学者のドラッカーや美術品収集家のギッター・イエレン夫妻なども収集していることが知られている。企画展では曹洞宗禅文化の会の共催のもと、さまざまな寺院が所蔵している風外慧薫の禅画を40点以上展示するとともに、風外慧薫の生涯や、風外慧薫に関する様々な伝説を紹介している。
なお、今回の企画展に合わせ、5月17日(木)と6月17日(日)に連続講座も開催する。
- 開催時期
- 2018年(平成30年)4月28日(土)~7月16日(月)
9時~17時 - 休館日
- 毎週火曜日、5/2(水)、5/9(水)~5/11(金)
- 観覧料
- 一般100円、団体(20人以上)80円、高校生以下無料
- 会場
- 安中市学習の森ふるさと学習館
〒379-0123 群馬県安中市上間仁田951
☎:027-382-7622 FAX: 027-382-7623 - 交通アクセス
- JR信越本線「安中駅」から車で10分
または乗合タクシーで約20分 ※乗合タクシーは日曜・祭日運休
上信電鉄「上州富岡駅」から車で10分
上信越自動車道「富岡IC」から車で15分