(高崎) 環状線の速度制限が緩和

(2017年7月23日)

 2017年7月21日ごろ、高崎市道環状線(通称:高崎環状線)のうち、西側区間(上豊岡町交差点~下小鳥町北交差点)の速度制限が時速60kmに緩和された。変更前は時速50km制限だった。高崎市内ばかりでなく、安中方面(国道18号)と前橋方面(国道17号)の間の混雑緩和も見込まれる。

 高崎市道環状線は、高崎市上豊岡町で国道18号から分岐し、高崎市の市街地の北側を迂回するようにして通過し、下之城町で国道17号に合流する約11kmの道路だ。市道ではあるが、全線が4車線で整備されており、各方面に向かう数多くの国道・県道と交わることから、たくさんの車が行き交う。

 このうち、中央分離帯が整備されている、上豊岡町交差点(国道18号との交差点)と下小鳥町北交差点(県道高崎渋川線(25号)との交差点)の間の速度制限が、時速60kmに緩和された。数日前から路面の速度標示が消去されたり、時速50km制限区間の末尾に当たる下小鳥町北交差点に、速度制限の終了を示す標識が設置されたりしていたが、ついにこの区間の速度制限標識が取り外された。

 この区間は、国道17号(前橋方面)と国道18号(安中方面)のバイパスにもなっている。国道17号(前橋方面)と交わる緑町交差点から国道18号と交わる上豊岡町交差点まで走行すると、国道17号・18号経由ならば約5.4km(国道18号から国道17号に向けて走行する場合は約5.2km)、環状線経由ならば約5.6km。
 環状線経由の方が少し距離が長いが、国道17号・18号は君が代橋付近で混雑することが多いため、状況によっては環状線を通行した方が早く到着することがある。今回はこの区間の大部分で、速度制限が国道17号・18号と同じ時速60kmに緩和されたため、環状線を通行するメリットがより高まりそうだ。
 一方、通行速度の向上や交通量の増加などが考えられるため、環状線の通行には一層の注意が必要になりそうだ。

 なお、環状線はしばしば「高崎環状線」と呼ばれることがあるが、高崎市は路線名でも愛称名でも一貫して「環状線」と呼んでいる。本稿でもその表記を採用している。

(取材・文・写真/藤本理弘)


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